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【宿題しかしない問題】 小学生の家庭学習 の習慣をつけるためにまず気やってほしいこと

小学生に確かな学力をつけてもらうためには、家庭での学習時間が必要不可欠です。


学校の宿題が少なく、すぐに終わってしまうようだけど、これで大丈夫?
決められたことだけやっていたらそれでいいの?
このようなご質問をよくいただきます。

“自分の頭で考えて学ぶことができるように” と、最近では「自主学習ノート」を設けて提出を促している小学校もあると伺います。


できることなら、学校の宿題以外でも勉強している姿が見たい・・・!
小学生のパパママは、そんな風に感じておられるかもしれませんね。

ですが、「時間があれば遊びたい!」というのもまた、小学生心です。
そこで今回は、「 小学生の家庭学習 の習慣をつけるために一番大切なこと」というテーマでお話したいと思います。




小学生の家庭学習 の習慣をつけるための第一歩は、「予定を把握して、時間管理の感覚を身につけること」です。
なんだ、そんなことか〜!という感じですね。大人にとっては当たり前な時間管理ですが、お子さんの意識からすっぽり抜け落ちている可能性があるのです。


というのも、小学生は大人と比べてまだまだ時間という概念が薄いことが多いです。低学年になればなるほど、時間を「今この瞬間」で捉えている傾向が強くあります。
逆算的な考え方は成長する中で意識して初めて養われていくものなので、これを自然と習得するのは大変難しいことです。


それもそのはず。
日本の学校では一般的に、小学1年生の二学期ごろに時計の読み方を学び、小学3年生でようやく時間の計算を学びます。そこでようやく、1時間が60分であることや、20分と40分を足すと1時間になることを知るのです。
時間を逆算するには、この時間の足し算引き算の知識が必要不可欠。時間という概念を習ったばかりの小学生、特に小学校低学年のお子さんには、この部分が意識しにくくて当然であると言えるでしょう。




では、 どうすればこの時間を逆算する考え方を身につけることができるのでしょうか。
おすすめの方法は、今過ごしている時間を「一日という全体の中のイマココ」で捉える練習をすることです。

まずは、お子さんと一緒に、お子さんの1日のタイムスケジュールを書き出してみてください。このとき、何かの準備をしている時間や、登下校の時間、習い事への移動時間も全て書き出してみましょう。1日24時間をどのように使っているかを紙に書き、見える化します。

もしかしたら、何に使っているのかわからない時間が出てくるかもしれません。その時は、その部分は「?」タイムとして、「?」を書き込んでおきましょう。曜日ごとに習い事の予定が違い、タイムスケジュールが変わる場合は、一週間全てのタイムスケジュールを書くことをお勧めします。


これを行うだけでも、お子さんがご自身の行動スケジュールを客観視することができます。この客観視こそ、今という時間が全体の中でどの部分に位置しているのかを意識するスタートです。時間を客観視する視点を養い、早いうちから「時間を管理する」感覚を知ってもらうことが、お子さんが時間管理能力を身につける最初の一歩であると言えます。




小学生が家庭学習の習慣をつけるために一番大切なことは、「予定を把握して、時間管理の感覚を身につけること」。これこそが、「自ら無理なく続けられる家庭学習習慣」への第一歩です。




ぜひ一度、ご家庭でお子様と一緒に、予定把握されてみてくださいね。

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